2022年6月10日、半蔵門線向け8000系電車の鷺沼第17編成(8117F)が、廃車・解体のため、所属している鷺沼検車区から渡瀬北留置線(東武鉄道資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | CT1 | 8117 | 1988年10月10日新製(東急) |
2号車 | M1 | 8217 | 1988年10月10日新製(東急) |
3号車 | T3 | 8317 | 1988年10月10日新製(東急) |
4号車 | M1 | 8417 | 1988年10月10日新製(東急) |
5号車 | Mc2 | 8517 | 1988年10月10日新製(東急) |
6号車 | Tc1 | 8617 | 1987年8月7日新製(川重) |
7号車 | T2 | 8717 | 1987年8月7日新製(川重) |
8号車 | M1 | 8817 | 1988年10月10日新製(東急) |
9号車 | M2 | 8917 | 1988年10月10日新製(東急) |
10号車 | CT2 | 8017 | 1988年10月10日新製(東急) |
補足情報
半蔵門線向け8000系電車の廃車は、予定全19編成中5編成目。
今回廃車されたのは8117Fで、1989年1月26日の半蔵門駅-三越前駅間延伸開業に合わせて導入された4次車編成だった。8両編成として製造され6号車と7号車にに3次車の中間車を組み込んでいるのは、1987年に輸送力増強のため既存の8両編成を10両編成化した際に組み込み先となった編成が、当初の予定では10両編成化される予定の無かった編成だったためであり、8115F~8119F用の中間車を先行導入して暫定的に8101F~8109Fへ組み込み、残りの8両が落成した時点で正規の編成へ組み換えたためである。なお、8117Fが正規編成を組成した後も、8617号と8717号が一時的に別の編成に組み込まれていた時期があった。B修工事は後期施工グループにあたり、2013年6月8日に新木場カーリニューアルで施工された。この編成の撤退により、半蔵門線に残存する8000系は全て行先表示機がフルカラー表示対応のLED表示機を搭載している編成になった。
今後の掲載予定
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