新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H1113【JR八高・川越線】宮ハエ72編成が廃車

2022年5月19日~20日、八高・川越線向け209系3100番台の宮ハエ72編成が、廃車・解体のため、所属している川越車両センター(南古谷駅)から、郡山総合車両センター(郡山駅)まで配給された。牽引は大宮駅までがEF64-1030、大宮駅からがEF81-139。

今回廃車されたのは以下の4両

4号車 クハ209-3102 1996年3月15日新製(川重):新製時70-030
3号車 モハ209-3102 2002年10月4日新製(川重):新製時70-027
2号車 モハ208-3102 2002年10月4日新製(川重):新製時70-028
1号車 クハ208-3102 1996年3月15日新製(川重):新製時70-039

補足情報

八高・川越線向け209系3100番台の撤退は、予定全2編成中1編成目。

宮ハエ72編成は、2004年10月16日ダイヤ改正で東京臨海高速鉄道りんかい線が全列車10両編成化された際に実施された編成組換で余剰となった東京臨海高速鉄道70-000形電車6両をJR東日本が購入し、そのうちの4両を改造することで組成された編成だった。

両先頭車は1996年3月30日の臨海副都心線(りんかい線)新木場駅-東京テレポート駅間開業時に導入された1次車であり、中間車は2002年12月1日の天王洲アイル駅-大崎駅間開業に合わせて導入された4次車のうちの2両だった。JR東日本への編入に際しては、東京臨海高速鉄道70-000形電車JR東日本の209系と基本的な設計が同一になっていたことから209系電車(3100番台)へ編入されることになり、八高・川越線103系3000・3500番台置き換えと増発対応を目的として川越車両センターへ配置されることになった。JR東日本へは2004年12月16日付で車籍編入され、東京総合車両センターで転用改造工事が実施された。

八高・川越線(川越車両センター)所属の205系3000番台と209系3000・3100番台は、2017年から2019年にかけて中央・総武線(三鷹車両センター)から転用されたE231系3000番台・209系3500番台によって置き換えられることになったが、2020年からE231系3000番台と209系3500番台には中編成(3両~6両)ワンマン運転に対応するための改造工事が施工されることになったため、209系3100番台は改造期間中の予備車として引き続き運用されることになった。しかし、その工事は2021年10月に完了し、2022年3月12日ダイヤ改正から八高・川越線ワンマン運転が開始されたことを受けて209系3100番台は撤退することになった。なお、宮ハエ72編成が最後に営業入りしたのは2021年12月のことだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:東京臨海高速鉄道→川越(2004-12-16)

今後の掲載予定

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