2021年8月9日、半蔵門線向け8000系電車の鷺沼第07編成(8107F)が、廃車・解体のため、所属している鷺沼検車区から渡瀬北留置線(東武鉄道資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | CT1 | 8107 | 1982年11月6日新製(川重) |
2号車 | M1 | 8207 | 1982年11月6日新製(川重) |
3号車 | T3 | 8307 | 1982年11月6日新製(川重) |
4号車 | M1 | 8407 | 1982年11月6日新製(川重) |
5号車 | Mc2 | 8507 | 1982年11月6日新製(川重) |
6号車 | Tc1 | 8607 | 1994年8月23日新製(日車) |
7号車 | T2 | 8707 | 1994年8月23日新製(日車) |
8号車 | M1 | 8807 | 1982年11月6日新製(川重) |
9号車 | M2 | 8907 | 1982年11月6日新製(川重) |
10号車 | CT2 | 8007 | 1982年11月6日新製(川重) |
補足情報
半蔵門線向け8000系電車の廃車は、予定全19編成中1編成目。
1981年から運用が開始された8000系電車から初めての廃車が発生した。これは2021年8月7日から8000系電車置き換え用として製造された18000系電車の営業運転が開始されたことに伴うもので、日比谷線03系同様日中に自力走行で廃車回送が行える北館林で解体されることになった。なお、今回の廃車回送に先立って2021年5月に今回走行した区間の入線試験が実施されているが、その試験に使用されたのもこの編成だった。
今回廃車されたのは8107Fで、1982年12月9日の永田町駅-半蔵門駅間延伸開業に合わせて新造された2次車編成だった。製造当初は8両編成だったが、後年実施された10両編成化にあたって1994年製(6次車)の8607号と8707号を組み込んでいる。なお、正規に10両編成化が実施される以前にも、他の編成向けに製造された車両を組み込んで暫定的に10両編成を組成していた時期があった。B修工事は前期施工グループにあたり、2009年1月15日に新木場カーリニューアルで施工された。この際、6号車と7号車は経年の浅い6次車であったため、施工内容は他の車両より簡略化されたものになっていた。
今後の掲載予定
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