2019年7月23日、常磐線中距離電車・水戸線向けE531系0番台付属編成の水カツK478編成・K479編成が、製造元の総合車両製作所横浜事業所(逗子駅)を出場し、所属している勝田車両センター(勝田駅)まで自力回送した。
今回落成したのは以下の10両
補足情報
E531系0番台付属編成の新製は2年ぶり28・29編成目。
E531系電車は、2004年度から2006年度にかけて常磐線上野口運用の置き換え用として基本編成22本、付属編成16本が導入、2010年度にE501系の機器更新予備として付属編成2本が導入、2014年度から2016年度に上野東京ライン開業に伴う運用増と415系1500番台置き換え用、東北本線黒磯駅構内直流化対策用として基本編成1本、付属編成7本、3000番台7本が導入、2017年度に上野東京ライン増発用として基本編成3本、付属編成2本が導入されてきた。今回の導入は、2020年春に東日本大震災と福島第一原発事故のため不通となっている常磐線富岡駅~浪江駅間が運転再開し、同区間と常磐線浪江駅~原ノ町駅間でもE531系が運用されることになる運用増に対応するためのものと思われる。
水カツK478編成のサハE531-43号は線路設備モニタリング装置(軌道材料・軌道変位)本搭載、水カツK479編成のサハE531-44号は線路設備モニタリング装置(同)搭載対応車(未搭載)として登場した。勝田車両センター所属のE531系電車では、基本編成で搭載された編成はあるが、付属編成にも搭載されたことにより、基本編成の定期運用がない常磐線高萩駅-富岡駅間と、水戸線で検測が実施できるようになる。
※本日(2019年7月25日)は、2回投稿いたします。
今後の掲載予定
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