2021年11月19日、1000形電車6両編成ワイドドア車の喜多見1756×6が、廃車・解体のため、大野総合車両所に入場した。
今回廃車されたのは以下の6両
6号車 | クハ1756 | 1992年2月26日新製(川重) |
5号車 | デハ1706 | 1992年2月26日新製(川重) |
4号車 | デハ1806 | 1992年2月26日新製(川重) |
3号車 | サハ1856 | 1992年2月23日新製(川重) |
2号車 | デハ1906 | 1992年2月23日新製(川重) |
1号車 | クハ1956 | 1992年2月26日新製(川重) |
補足情報
1000形電車6両編成の廃車は、5編成目。
この編成は6両編成6本が在籍していたワイドドア車のうちの1本であり、新製当初は開口部が2mあったが、幅が広すぎることによる弊害への対策として1999年に旧東急車輛製造(現・J-TREC横浜事業所)で幅を1.6mに狭める改造が実施されていた。最終的に在籍していた6両編成6本のうち、この編成を含む4本は2004年度に4両編成6本を組み替えて組成された編成であり、この編成は1556×4の中間に1555×4の新宿方2両を組み込む形で6両編成を組成していた。6両編成化は2004年9月15日に旧東急車輛製造で実施され、1555×4の新宿方先頭車だったクハ1555については中間封じ込めになることから中間車化改造が施工された。6両編成化に合わせて、車番は既存の6両編成の続番である1756×6に変更された。2014年度から1000形のリニューアル工事が開始されたが、ワイドドア車両は全編成が当初より施工対象から外されており、5000形の導入に伴って置き換えが実施されることになった。この編成は喜多見5059×10に置き換えられる形で10月に運用から離脱していた。今後は群馬県内の施設まで陸送の後に解体されるものと思われる。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。