新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H0797【JR宇都宮線・日光線】宮ヤマTN2編成・TN1編成が落成・配給

2021年8月10日、宇都宮線日光線向けE131系600番台の宮ヤマTN2編成・TN1編成が、新潟車両センター(越後石山駅)から、所属している小山車両センター(小金井駅)まで配給された。牽引はEF64-1032。

今回配給されたのは以下の6両

宮ヤマTN2編成
3号車 クモハE131-602 2021年8月5日新製(J-TREC新津)
2号車 モハE131-602 2021年8月5日新製(J-TREC新津)
1号車 クハE130-602 2021年8月5日新製(J-TREC新津)
宮ヤマTN1編成
3号車 クモハE131-601 2021年8月6日新製(J-TREC新津)
2号車 モハE131-601 2021年8月6日新製(J-TREC新津)
1号車 クハE130-601 2021年8月6日新製(J-TREC新津)

補足情報

宇都宮線日光線向けE131系電車の落成は、予定全15編成中1・2編成目。

宇都宮線日光線向けのE131系電車が登場した。宇都宮線小金井駅-黒磯駅間の一部列車と日光線で現在運用されている205系600番台(小山車両センター所属)は、1989年から1990年にかけて京葉線埼京線向けとして製造され、2012年から2014年にかけて転用改造工事が実施された車両だった。改造からの年数で見ればまだ10年も経過していないが、車齢30年が経過していることもあり、中編成ワンマン運転への対応は205系の改造ではなく新造車の導入で行う方針になったものと思われる。205系は「いろは」に再改造された編成を含めて4両編成12本が在籍しているが、E131系は3両編成15本が導入予定となっており、編成数自体は増加するが、車両数自体は減少することになった。これは、JR東日本が導入を進めている中編成ワンマン運転の対象が6両編成までとなっており、4両編成を2本連結した8両編成では中編成ワンマン運転に対応できないという事情が背景にあったことが推察され、2編成連結しても6両以内に収まる3両編成に減車する必要があったものと思われる。そのため、従来4両編成、8両編成で運転されていた列車は基本的に3両編成、6両編成へと減車される一方、編成数は増加しているため4両編成から6両編成へと増強される列車が設定される、もしくは増発が行われる可能性も考えられる。宇都宮線に関しては、E131系の運用範囲が小山駅-黒磯駅間になると発表されており、1区間だけではあるものの205系よりも拡大されることから、上野口のE231系E233系と一部の運用を持ち替えることも予想される。このほか、205系では当時置き換え対象になった107系・211系に合わせて日光線色と宇都宮線色(湘南色)の2色が用意されていたが、E131系では全編成が205系日光線色をベースとしたカラーリングに統一されることになった。

今回落成した2編成はいずれもJ-TREC新津事業所で製造されたが、小山車両センター(旧・小山電車区)に新津製の車両が新製配置されるのは、J-TREC新津事業所の前身の前身である新津車両所時代に製造された107系0番台の東ヤマN7編成(1988年10月落成。2001年4月以降は宮ヤマN7編成。2013年6月廃車)以来、約33年ぶり。

今後の掲載予定

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