2018年11月16日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM9編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF64-1030。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-49 | 1988年2月25日新製(川重) |
2号車 | モハ205-5017 | 1988年2月25日新製(川重) |
3号車 | モハ204-5017 | 1988年2月25日新製(川重) |
4号車 | サハ205-97 | 1988年2月25日新製(川重) |
5号車 | サハ205-98 | 1988年2月25日新製(川重) |
6号車 | モハ205-5018 | 1988年2月25日新製(川重) |
7号車 | モハ204-5018 | 1988年2月25日新製(川重) |
8号車 | クハ204-49 | 1988年2月25日新製(川重) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中9編成目。
今回廃車となった千ケヨM9編成は、元山手線の東ヤテ49編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2004年3月31日に改造されてから、武蔵野線では約14年8ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5017号はモハ205/204-145号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5018号はモハ205/204-147号から改造された。モハ204-5017・5018ともにMG(電動発電機)搭載車である。
この編成は2018年11月12日の2139E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の1739E(府中本町発 各駅停車 南船橋行)が最後だった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは65~72両目となり、JR東日本205系電車としては通算541~548両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線72両)となる。1号車車両のクハ205-49号については、元宮ハエ31編成の9号車だったモハ205-49号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-49号については、元宮ハエ31編成の8号車だったモハ204-49号(埼京・川越線)と、元宮ハエ25編成の2号車だったサハ204-49号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回は簡素なものとなり、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で種別表示や背景などはなく、編成番号札も、配給回次と編成番号が偶然一致しているからか、それとも京葉電車区(現・京葉車両センター)が武蔵野線車両の配置区になってから初めて改造出場した編成(当時は千ケヨE12編成)という経歴を持つためか、複製品の「M9」の編成札となっていた。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→京葉(2004-03-31)
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/09/04、作業コード:5-7515-9060-5090-2)今後の掲載予定
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