新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

Y3287【東急池上線・多摩川線】雪が谷7903Fが廃車

2018年9月3日、池上線・東急多摩川線向け7700系電車の雪が谷7903Fが、廃車のため、所属している雪が谷検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで回送した。保安機器の都合で、全区間でTOQ-iを連結した。

今回廃車されたのは以下の3両

1号車 クハ7903 1963年10月31日新製(東急)
2号車 デハ7803 1963年10月31日新製(東急)
3号車 デハ7703 1963年10月31日新製(東急)

補足情報

池上線・東急多摩川線向け7700系電車の廃車は、予定全12編成中8編成目。

クハ7903号の種車はデハ7023号、デハ7803号の種車はデハ7112号、デハ7703号の種車はデハ7024号。初代7000系電車で初めて日立製の電装品を搭載して製造された車両(それまでは全て東洋製の電装品だった)であり、全車両が東横線(地下鉄日比谷線直通運転非対応)を新製配置とし、1984年12月13日付で大井町線へ転属した。1987年7月31日付でデハ7803号とサハ7953号(3両編成短縮に伴い2001年に廃車済み)が先行改造された後、1987年12月1日付でクハ7903号とデハ7703号も改造されて、4両編成を組成した。改造後は大井町線で暫定使用の後、1989年3月19日付で4両編成対応工事の終わった目蒲線へ転属し、2000年8月6日の目蒲線分断後は3両編成に短縮して東急多摩川線、および東急多摩川線と共通運用化された池上線で使用された。

今回、2代目7000系電車の7次車が導入されたことに伴い、池上線・東急多摩川線向け7700系電車の残存6編成は全て置き換えられることになり、この編成はそのうちの2番目の撤退車両となった。最後の営業運転は、2018年9月3日の011-081(五反田発 各停 雪が谷大塚行)だった。今後は、東急テクノシステムを経由して3両全て、または2両編成に短縮して養老線管理機構へ譲渡され、養老鉄道養老線で使用されることになる。

なお、東急電鉄の現役最古参(1963年10月31日竣工で、車齢は約54年11ヶ月)の車両だったクハ7903号、デハ7803号、デハ7703号が今回廃車されることに伴い、現役最古参の車両は、1964年3月10日竣工のデハ7801号(池上線・東急多摩川線)に変わった。

※本日(2018年9月6日)は、2回投稿しました。

追記

この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/12/05、作業コード:5-2595-8000-9060-2)

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