新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H1129【JR八高・川越線】宮ハエ71編成が廃車

2022年5月31日、八高・川越線向け209系3100番台の宮ハエ71編成が、廃車・解体のため、疎開していた大宮総合車両センター(大宮駅)から、郡山総合車両センター(郡山駅)まで配給された。牽引はEF81-139。

今回廃車されたのは以下の4両

4号車 クハ209-3101 1995年12月6日新製(川重):新製時70-020
3号車 モハ209-3101 2005年3月14日新製(川重)
2号車 モハ208-3101 2005年3月14日新製(川重)
1号車 クハ208-3101 1995年12月6日新製(川重):新製時70-029

補足情報

八高・川越線向け209系3100番台の撤退は、予定全2編成中2編成目。

両先頭車は1996年3月30日の東京臨海高速鉄道臨海副都心線(りんかい線)新木場駅-東京テレポート駅間開業時に導入された東京臨海高速鉄道70-000形電車の1次車だったが、2004年10月16日ダイヤ改正りんかい線が全列車10両編成化された際に余剰となったため、2004年12月16日付でJR東日本編入された車両だった。JR東日本への転用改造工事は東京総合車両センターで実施された。

中間車は東京臨海高速鉄道の余剰車だけでは4両編成2本を組成することができなかったため、川崎重工業(当時)で新造された車両を組み込んでいた。モハ209-3101とモハ208-3101は、209系電車で一番最後に新製された車両になった。

209系3100番台は、八高・川越線(川越電車区川越車両センター)所属の103系3000・3500番台置き換えと増発対応を目的として川越車両センターに配置されて運用されてきたが、2017年から2019年にかけて中央・総武線(三鷹車両センター)から転用された209系3500番台・E231系3000番台によって209系3000番台205系3000番台と共に置き換えられることになった。しかし、209系3500番台とE231系3000番台は2020年から中編成(3両~6両)ワンマン運転に対応するための改造工事が施工されることになったため、209系3100番台は改造期間中の予備車として残存して引き続き運用されることになり、その工事が2021年10月に完了して2022年3月12日ダイヤ改正から八高・川越線ワンマン運転が開始されたことを受けて209系3100番台は撤退することになった。なお、宮ハエ71編成が最後に営業入りしたのは2021年11月のことだった。

【廃車車両の車歴】
4・1号車:東京臨海高速鉄道→川越(2004-12-16)
3・2号車:川越(転属歴なし)

今後の掲載予定

今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。