新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H1062【JR特急】宮オオB5編成・B7編成が廃車

2022年3月24日、特急列車向け185系200番台6両編成の宮オオB5編成と、同4両編成の宮オオB7編成が、廃車・解体のため、疎開していた長野総合車両センターで構内移動した。

今回廃車されたのは以下の10両

宮オオB5編成
6号車 クハ185-310 1982年6月1日新製(日車)
5号車 モハ185-219 1982年6月1日新製(日車)
4号車 モハ184-219 1982年6月1日新製(日車)
3号車 モハ185-220 1982年6月1日新製(日車)
2号車 モハ184-220 1982年6月1日新製(日車)
1号車 クハ185-210 1982年6月1日新製(日車)
宮オオB7編成
4号車 クハ185-316 1982年6月25日新製(東急)
3号車 モハ185-232 1982年6月25日新製(東急)
2号車 モハ184-232 1982年6月25日新製(東急)
1号車 クハ185-216 1982年6月25日新製(東急)

補足情報

宮オオB5編成は1982年6月23日の東北新幹線開業と同年11月15日の上越新幹線開業に合わせて東北線上野駅-大宮駅間で「新幹線リレー号」を運行開始することに合わせて新製された7編成の185系200番台のうちの1編成だった。1985年3月14日の新幹線上野駅延伸後も東北線高崎線系統で引き続き運用されたが、1988年3月13日ダイヤ改正で「新特急なすの」の減便と「踊り子」の増発対応を目的に新前橋電車区から田町電車区に転属した。2013年3月16日ダイヤ改正田町車両センターの車両配置が消滅したため大宮総合車両センターへ転属。2013年7月5日に従来の7両編成から6両編成に短縮されて以降は波動輸送用として運用されていた。田町電車区在籍中にATCを搭載しており、京浜東北根岸線に直通する「はまかいじ」に充当されることもあった。185系ATC対応車としては最後の残存車だった。

宮オオB7編成は1982年6月23日の東北新幹線開業と同年11月15日の上越新幹線開業に合わせて東北線上野駅-大宮駅間で「新幹線リレー号」を運行開始することに合わせて新製された7編成の185系200番台のうちの1編成だった。1985年3月14日の新幹線上野駅延伸に伴う「新幹線リレー号」の廃止に合わせて田町電車区に転属して以降は「踊り子」などで運用された。なお、この編成は「新幹線リレー号」廃止前に東海道線系統の標準塗装である斜めストライプに塗装変更された唯一の185系200番台であり、「新幹線リレー号」に斜めストライプ塗装で充当されたのもこの編成が唯一であった。2013年3月16日ダイヤ改正田町車両センターの車両配置が消滅した後は大宮総合車両センターに転属し、同年5月15日に従来の7両編成から4両編成に短縮されて以降は波動輸送用として運用されていた。

新たな波動輸送用車両としてE257系5000・5500番台が登場したことにより宮オオB5編成・B7編成ともに運用から離脱し、2022年1月22日から長野総合車両センター疎開していたが、結局そのまま廃車されることになった模様である。

【廃車車両の車歴】
宮オオB5編成:新前橋→田町(1988-03-11)→大宮(2013-03-16)
宮オオB7編成:新前橋→田町(1985-03-15)→大宮(2013-03-16)

今後の掲載予定

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