新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H0561【JR横須賀・総武線】横クラY-44編成が廃車

2021年1月5日~6日、横須賀線総武線快速電車向けE217系0番台基本編成の横クラY-44編成が、廃車・解体のため、所属している鎌倉車両センター(大船駅)から長野総合車両センター(長野駅)まで配給された。牽引はEF64-1032。

今回廃車されたのは以下の11両

11号車 クハE217-44 1999年7月16日新製(JR新津)
10号車 サハE217-44 1999年7月16日新製(JR新津)
9号車 モハE217-44 1999年7月16日新製(JR新津)
8号車 モハE216-1044 1999年7月16日新製(JR新津)
7号車 サハE217-2087 1999年7月16日新製(JR新津)
6号車 サハE217-2088 1999年7月16日新製(JR新津)
5号車 サロE217-44 1999年7月16日新製(東急)
4号車 サロE216-44 1999年7月16日新製(東急)
3号車 モハE217-2087 1999年7月16日新製(JR新津)
2号車 モハE216-2087 1999年7月16日新製(JR新津)
1号車 クハE216-2065 1999年7月16日新製(JR新津)

補足情報

横須賀線総武線快速電車向けE217系0番台基本編成の撤退は、予定全51編成中1編成目。

E217系電車から初めての廃車が発生した。E217系電車は1994年から1999年にかけて製造された形式であり、横須賀線総武線快速電車で運用されていた113系電車の置き換え用として大船電車区(現・鎌倉車両センター)と幕張電車区(現・幕張車両センター)に配置された。一時期一部の車両が国府津車両センターに転属して東海道線で運用された時期もあったが、2015年に全車両が鎌倉車両センターに集められ、横須賀・総武線で運用されてきた。2008年から2012年に主要機器の更新工事が実施された。しかし、新系列電車の第一世代でもあるE217系は老朽化が進んでいたため、E235系への置き換えが実施されることになった。横須賀・総武線向けのE235系は2020年12月21日から運用を開始し、同時にE217系の置き換えが開始された。長野総合車両センターへの配給に当たっては、パンタグラフ中央本線の狭小トンネルで車両限界に抵触するため集電舟を撤去しており、自力回送が不可能なため電気機関車牽引による配給という形で行われた。

今回廃車になったのは横クラY-44編成で、旧幕張電車区が新製配置の車両である。1999年7月16日に落成した8次車グループに属しており、1号車には新製当初から車椅子対応トイレが設置されていたため、編成の組み換えは実施されていない。2010年7月22日に東京総合車両センターで機器更新工事が施工されていた。

【廃車車両の車歴】
全車両:幕張→鎌倉(2006-03-18)

今後の掲載予定

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