2020年12月中旬から、山手線向けE231系500番台の東トウ502編成・504編成・505編成・506編成に組み込まれていた付随車各1両の解体作業が開始された。
今回廃車されたのは以下の4両
東トウ502編成
10号車 | サハE231-4602 | 2011年8月4日新製(JR新津) |
東トウ504編成
10号車 | サハE231-4604 | 2011年7月12日新製(JR新津) |
東トウ505編成
10号車 | サハE231-4605 | 2011年6月22日新製(JR新津) |
東トウ506編成
10号車 | サハE231-4606 | 2011年6月22日新製(JR新津) |
補足情報
山手線(東京総合車両センター)で運用されていたE231系500番台は、2014年から2020年にかけてE235系への置き換えや運用数削減などに伴って順次中央・総武線(三鷹車両センター)へ転用が実施された。山手線は11両編成だが中央・総武線は10両編成のため、山手線時代は10号車に組み込まれていたサハE231形4600番台が余剰となった。この車両は2010年から2011年にかけて6扉車の置き換え用として新造された際に、将来導入される新形式へ編入されることを想定した設計となっており、52両中48両は実際にE235系に編入された。しかし、改造工期の都合からE235系のうち2編成は10号車にE231系からの改造車ではなく新製車を組み込んだほか、E231系は52編成の配置だったのに対しE235系では運用数削減の影響で50編成の配置に減少したため、計4両のサハE231形4600番台がE235系へ編入されることなく余剰になっていた。この4両は全て東京総合車両センター構内に留置されていたが、2020年9月10日付で全て除籍されていた。東京総合車両センターでは通常は解体業務を行っていないものの、少数の余剰車両や事故車両などの解体作業は時々行ってきた実績があることから、常設の解体設備がある場所へ輸送せず東京総合車両センター構内で解体されることになった模様である。
この4両が2020年9月10日付で除籍されたことに伴い、東京総合車両センター配置のE231系電車が消滅し、サハE231形4600番台も区分消滅となった。サハE231-4602号は、E231系電車として最後に落成した4両のうちの1両だった。
【廃車車両の車歴】
全車両:東京(転属歴なし)
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。