2019年9月26日、田園都市線向け8500系電車東武線乗入対応車の長津田8632Fが、廃車のため、所属している長津田検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | デハ8632 | 1983年10月14日新製(東急) |
2号車 | デハ8769 | 1983年10月14日新製(東急) |
3号車 | サハ8963 | 1983年10月14日新製(東急) |
4号車 | デハ8877 | 1983年10月14日新製(東急) |
5号車 | デハ8770 | 1983年10月14日新製(東急) |
6号車 | デハ8878 | 1983年10月14日新製(東急) |
7号車 | デハ8771 | 1983年10月14日新製(東急) |
8号車 | サハ8964 | 1983年10月14日新製(東急) |
9号車 | デハ8879 | 1983年10月14日新製(東急) |
10号車 | デハ8532 | 1983年10月14日新製(東急) |
補足情報
2020系電車導入に伴う田園都市線向け8500系電車の撤退は、予定全24編成中3編成目。
8632Fは田園都市・新玉川線の輸送力増強を目的として、1983年度に導入された15次車の3編成のうち1本だった。当時の田園都市・新玉川線は8両編成と10両編成が混在している状態であったが、10両編成の比率を高めるために、東急史上初めて10両一括で新造されたものである。この時に導入された10両編成3本(8631F~8633F)は、田園都市・新玉川線で運用されていた8両編成3本(8602F~8604F)を東横線に転属させているため、編成数は増加していない(のち8602F~8604Fは復帰)。8632Fは竣工から一度も編成組換が実施されなかったが、8500系電車で登場から一度も編成組換をせずに10両編成を維持したのは、15次車の3編成(8631F~8633F)と、17-2次車の2編成(8635F・8636F)の5編成のみだった。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。