2019年7月10日、浅草線向け5300形電車の馬込5327編成が、廃車・解体のため、所属している馬込車両検修場から、総合車両製作所横浜事業所まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | M1c | 5327-1 | 1998年3月2日新製(近車) |
2号車 | T1 | 5327-2 | 1998年3月2日新製(近車) |
3号車 | M1 | 5327-3 | 1998年3月2日新製(近車) |
4号車 | T2 | 5327-4 | 1998年3月2日新製(近車) |
5号車 | T3 | 5327-5 | 1998年3月2日新製(近車) |
6号車 | M2 | 5327-6 | 1998年3月2日新製(近車) |
7号車 | T4 | 5327-7 | 1998年3月2日新製(近車) |
8号車 | M2c | 5327-8 | 1998年3月2日新製(近車) |
補足情報
浅草線向け5300形電車の撤退は、予定全27編成中8編成目。
馬込5327編成は5300形電車の最終増備車であり、1997年度に1編成だけ導入された7次車だった。この編成が導入された当時は京急線内で東京都交通局所属の車両による時速120km運転が検討されていたことから、120km/hでの営業運転を想定して既存の編成より機器の性能を向上させていたが、結局都営車による120km/h運転は実施されず、既存の編成の改造も行われなかったことから、常時リミッターをつけて他の5300形電車と共通運用されていた。120km/h運転に対応した後継車両5500形電車が導入されても、リミッターを外して120km/hで営業運転に充当された記録は無く、ついに性能を最大限発揮しないまま引退することになった。
今後は、千葉県内の施設まで陸送され、解体されるものと思われる。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。